プロパンガスについて

プロパンガスの災害時のメリット

市街地を中心に普及している都市ガスと比較して、プロパンガスは毎月の使用料金がやや高めです。
プロパンガスは国が定める法律の規制がない自由料金制であり、プロパンガスを扱う販売店が独自でコストと利益率を考え決定されている点に高め設定の理由があります。
プロパンガスは原料の輸入における世界情勢等価格変動、各家庭等利用者宅への配送料の影響を受けやすいという問題点があります。
しかし防ぐことの難しい自然災害時等には大きなメリットを持ち、ガスボンベさえあれば熱源として場所を選ばず迅速に使用できるという点、市街地等都市部や郊外のみならず地方の山間部及び離島であってもガスボンベさえ設置できれば災害時でも普段通りの生活を行えますし、復旧に関しても都市ガスに比べて格段に早い点もポイントです。
ガス自体が硫黄酸化物等地球温暖化につながるCO2排出量も少なく、大変クリーンなエネルギー源として見直され、現在はマイコンメーターが万が一の時にもガスを遮断し、安全な熱源だと言えます。

一人暮らしでのプロパンガスのメリットについて

一人暮らしをするようになると自然と光熱費など、それまで実家暮らしでは感じていなかったようなものにも気が向くようになるものです。
ガスには都市ガスとプロパンガスがありますが、プロパンガスを利用するメリットは何かあるのでしょうか。
実は、ガス代のことだけを考えると、都市ガスよりはプロパンガスのほうが高くつくケースが多いです。
ではあえてそれを選択する理由などないのではと思われるかもしれませんが、ガス代以外の点に目を向ける必要があります。
都市ガスの方が確かにガス代としては安いのですが、その名前のとおり都市部にしか供給されていないことが多い上に、実際に導入するとなるとガス管を本管からその建物まで引かなければなりません。
つまり賃貸住宅としてはそれだけ家賃が高くなってしまうことが多いのです。
あえて都市ガスの物件を無視し、郊外に立地することの多いプロパンガスの賃貸住宅も視野に入れることで、相対的に家賃が安い物件を探すことができるというわけです。